★Fictions Act.1 出演団体紹介

 

 

★演劇ユニット箱庭

(福島)

【演目】最後から二番目の夜に

【あらすじ】物語は雨音の独白から始まる。
自分の意思で生まれてくることは出来ないのに、自分の意思で死ぬこともできない。
体温を与えることは出来ないのに、奪うことはできる。
雨はやまない。世界の音が、鳴り止まない。
「このまま一緒に眠ってしまおうか。どっちが先に雪に埋もれてしまうか、競争しようよ。」
これは、体温0度の私と、0度以下の君の話。

★「あなたの"好き"をカタチにするユニット」として2016年12月に旗揚げ、福島県を中心に活動中。

演劇だけでなく活動ジャンルの異なる参加者を募ることにより、幅広い客層の取得とより質の高いクリエイションを目指す。

 

★福島県から参りました。演劇ユニット 箱庭です。昨年旗揚げしたばかりの、まだまだ小さな団体でございます。

今回は各県の名物を扱うということで、「カイコ」を取り上げました。福島県にある梁川町が、繭の集散地のひとつとして知られているからです。カイコは野生には存在しない生き物です。糸を作るために家畜化された、人間がいなければ生きられない存在です。そんなもの悲しい、雪のように白く脆い生き物と、雨と体温で作られた箱庭を持って参りました。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

三角フラスコ

(宮城)

【演目】エッグ・ノッグ
【あらすじ】「だいたい、普通やります?クリスマスに会社の忘年会なんて。」
同じ職場の女子二人で飲み直しに来た店は早仕舞い。イルミネーションで賑やかな通りから僅かに離れた路地裏は人通りも無く、家に帰っても待つ人は居ない。ただただ残念なクリスマス。
残念なエピソードに彩られた残念な女子二人に訪れる、ほんの少しだけハッピーかもしれない聖なる夜のお話。

★「三角フラスコ」は1995年より活動を続ける劇団です。 宮城県仙台市を創作拠点に、これまで札幌・東北各地・東京・ 大阪などで、43本の作品を上演してきました。等身大の身体で日常を描きつつ、すぐ側にある痛みとささやかな希望をすくいあげる作品を創っています。

 

★東北若手演劇人サミット◎(EN)を文字通りご縁に、美味しい料理と温泉と趣きある御成座と何より暖かい人々に誘われてこの演劇祭に参加いたします。三角フラスコ1年半ぶりの新作『エッグ・ノッグ』どうぞよろしくお願いします。

 


 

全力演劇

(山形)

【演目】双子のサンタクロースはありがとうと言った

【あらすじ】10月某日。全力演劇メンバーのひとりである純さんから、父親になったという報告を受け、止まっていた私の筆が動き出した!この喜びを、祝いの気持ちを原動力に芝居がしたい、そう思い一気に書き上げたこの作品!みなさまにこの愛が伝わりますように!


★主に演劇大学inやまがた実行委員会の有志からなる演劇団体。演劇大学で演劇に対する情熱に火がつき、もっと演劇を!もっと全力で演劇がしたい!というあまりにも純粋すぎる動機によって結成された。

団体名は演劇大学講座名「全力演劇3Days!!」に由来している。
★東北の演劇人のみなさんと関われるチャンスを逃すまいと参加を決意しました!とにかく演劇人の友達が欲しい!各県に欲しい!芝居はもちろん、友達作りにも全力で挑みます。

 

★大館市民劇場

(秋田)

【演目】S.A.I

【あらすじ】アツシは遠距離恋愛中。クリスマスイブに恋人を地元・大館に呼んで念願のデート。

だがアツシは不安だった…。


★1988年に設立。「市民参加型演劇」をモットーに、毎年の定期公演の他、大館市以外での出前公演、各人による秋田県内でにCM・TV出演など、地元の演劇文化向上のため精力的に活動している。

 

 

★東北演劇人の皆様と共に、大館の若手演劇人達が新しい風を吹かせます!

大館を、秋田を、東北を、演劇で盛り上げていきたいと思います!

 

 


★特別招待団体

★秋田県立

大館桂桜高校

演劇部

(秋田)

【演目】Not star get!

【あらすじ】秋田を舞台に高校生がクリスマスを楽しんでいます。そこへ、サンタさんがやってきます。

しかし、サンタさんはなぜか秋田スタイル。

そんなサンタさんと高校生がドタバタコメディを繰り広げます!


★平成28年に大館市内の高校3校(大館・大館桂・大館工業)が統合し開校。

部員数35名(2017年6月時点)、本年度の秋田県高校演劇コンクールでは全県大会にも出場。

秋田県内の高校演劇部でも最多クラスの部員数でありながらも、バラエティに富んだキャラクター性と一体感のある芝居スタイルが好評。

 

★今回はクリスマスと地元を入れた劇です。

大館の冬の寒さも吹き飛ばす面白さで、会場を暖めます。

高校生パワーを是非、観ていってください!

 

 

 

 

 

★佐藤興治

(宮城)

【演目】煙草の害について(原作:チェーホフ)

【あらすじ】さる大学の教授と思しき老人が「煙草の害について」という授業を始める。
最初は、教授らしくノートを開いて、学術的な説明を穏やかに始めるが、次第に脱線し、タバコを嫌がる妻のこと、妻への不平、夫婦の間の小さないざこざ、隣人とのいざこざと、話題が点々と反れていく…。


★秋田県旧増田七日町(現横手市)出身。

横手高校演劇部を経て、上京後、横浜演劇研究所に坂本好逸氏(前秋田県演劇連盟会長)らとともに研究生として所属。

帰郷後、1981年に秋田県横手市在住の故・高橋茂樹氏らと結成した「三人の会」に参加。この間、清水邦夫作「エレジー」リチャードソン作「絞首台のユーモア」などに出演。

会休止後、坂本好逸氏らと横手市内劇団による「結婚の申し込み」公演では、秋田県内の他、ロシア・ウラジオストク公演にも参加。また、仙台では「劇団仙台」の作品にも参加。

そのほか、一人芝居として「煙草の害」の作品があり、出生地・増田にある「多三郎家の蔵」での芝居公演では大きな反響を呼んだ。現在は仙台・秋田を拠点に活動中。